┃© MBC ┃44部作┃韓国放送日 2007年8月18日〜2008年1月27日┃日本語字幕┃

 
バラバラになった家族は団結を取り戻すことができるか?
ドラマの永遠のテーマ“愛”に正面から挑むホームドラマ 『カクテキ』


■出演

キム・スンス(『朱蒙』テソ王子)、パク・シネ(『宮S』)、キム・フンス(『ルル姫』)、ユ・ホジョン、キム・ソンギョン、ナ・ムニ、キム・セユン、コ・ドゥシム

■企画意図
時代によって家族の情と愛の形は変わるものだが,その根源にある意味には変わりはない。せち辛い現実を前にバラバラになってしまった家族の物語を凝縮して暖かく描いてゆく。

ドラマの永遠の課題・テーマ=“愛”
最近の大人たちが見るに若者たちの愛は冗談のようで、若者たちが見る大人たちの愛はあまりにも古臭く堅苦しい。しかし男女の間の愛は世代の違いによって形態こそ違えどその根本にある精神に変わりはない。好きになるのも、嫌いになるのも、けんかするのも、起こるのも、すべて愛のなせる業だ。互いに争いながらも結局はすべて愛するがゆえのこと。若い世代と古い世代がお互いを理解し、共感できる、健全なラブストーリーこそが、このドラマの目指しているコンセプトだ。

  ■キム・ソンギョム(チョン・グマン(75歳)役) 
ハンモの父。丈夫で、勤勉・節約が信条。 貧しい農家に生まれ、村の娘ダルレと結婚。畑仕事から工事現場まで、肉体労働は全てし尽くした。特別な才能も学もないせいで、一生懸命働いても、息子の教育で精一杯の生活をしてきたが、郷里に都市開発が入っていきなり一財産を手にする。 家族たちは、グマンが相当な財産を持っていると推測するが、それがどのくらいなのか誰も知らない。グマンの財布のひもが緩むのは、ひ孫に菓子を買い与える時だけ。先の長くはない人生、一度くらい財産自慢をしてもよさそうなのだが、一貫してそんな素振りは見せない。
  ■ナ・ムニ(ナ・ダルレ(76歳)役)
ハンモの母。生涯、夫と子供たちのために尽くしてきた平凡な母親。 数十年もの間、グマンに家計簿を検査され、銭湯へ行くにも、豆腐1丁買うにもグマンに断ってきた。人はグマンをドケチと言うが、グマンのおかげでこの程度の家でも残せたのだと、肯定的にとらえている。
  ■キム・セユン(チョン・ハンモ(56歳)役)
グマンの息子、高校の歴史教諭。生涯、平教師で今日までやってきた。 職業病なのか息子たちをたしなめると、長男ドンジンは、父親の言いつけは絶対の忠臣、次男のドンシクは常にふくれっ面で謀反を企む家臣、末息子のドンミンは次男と同じタイプ。そのため次男と末っ子は常に悩みのタネだ。 息子たちには厳格な父親だが、両親のためなら、夜中に何度も起きて枕元に飲み水を運んでやるほど評判の孝行息子で、妻のグミにはこの上なく優しい夫。ドンジンとドンシクの母親を持病で亡くしてグミと再婚したが、前妻の息子ドンシクに冷たくあしらわれても、黙って息子たちを世話してくれる妻に心から感謝している。
  ■コ・ドゥシム(ペク・グミ(47歳)役)
ハンモの妻。姑に舅、夫に息子たち。家族の世話で休む暇もないが、とりたてて不満もなく欲もない。ただ黙々と家庭のために日々を過ごす。 早くに両親を亡くし、村の裕福な家庭に頼って暮らしていたが、ハンモの後添えとなった。しかし、チョン家ではグミが初婚だと思っているが、書類上はキレイでも実はそうではない。グミには、誰にも言えない秘密があったのだ。
  ■キム・スンス(チョン・ドンジン(34歳)役)
ハンモの長男、テレビ局のプロデューサー。 もしドンジンを悪く言う人がいるとしたら、言った人間の性根が悪いのだ。それくらい、周囲をくつろがせる温かい男。子供の頃から両親を困らせたのは数えるほどしかない優等生で、問題児の弟ドンシクにとっては、永遠に追いつけない永遠の理想、男の中の男でバイブル的存在。 揺らぎない職場、両親は絶対の孝行息子、この程度なら自分でもなかなか出来た男だと思うのだが、そんなドンジンにもトラウマがあって、それは34年の完璧な人生における唯一の汚点、ソ・ジヘとの離婚だった。 テレビ局の新人アナウンサーだったジヘの勝気で明るい性格はドンジンを夢中にさせ、ジヘもプロデューサー界の逸材でジョージ・クルーニーと呼ばれるドンジンの優しさとスマートさに惹かれ、2人は燃えるような恋に落ちた。そして予定外の妊娠。望まない妊娠でいきなり結婚し、若くして母親となってしまったジヘは、海外研修を反対する夫の実家と折り合いをつけられず、離婚を選んでアメリカに発った。 ドンジンは、ジヘの若さと、将来が断たれるのではという不安を理解できなくはなかったが、母親を必要とする幼いハソムを捨てる道を選んだジヘへの怒りを抑えられなかった。離婚届が破れるまでハンコを押しつけながら、誰よりもハソムを立派に育てようと心に決めた。俺が母親の役割くらいしてやる。必要とあらばスカートだってはこう。しかし、ハソムが成長するにしたがって、男親には埋められない、母親の不在の影を強く感じるのだった…。
  ■キム・フンス(チョン・ドンシク(28歳)役)
ハンモの次男、自営業。シャイな男。芸術は長く、人生は短し。芸術が長いのはよく分からないが、人生が短いのは認める男。だからやりたいことをすべてやり、遊ぶだけ遊ばなくては気が済まない性分。 テコンドー、合気道の有段者、夏はラフティング、冬はスノーボードを楽しむスポーツマン。むしゃくしゃする時は汗を流すのが最高というタイプの男。 そんな彼ががむしゃらにバスケをしたり、血走った目でランニングマシーンで走っていたら、悩んでいる証拠。 女は男の人生のオアシスだ。自称チョン・ピット(ブラピ)と豪語するほどの整ったルックス。言い寄ってきた女も何人かいたが、彼の将来に危なっかしさを感じ取るとすぐ去っていった。しかし彼もそんな女には未練などさらさらない。いつかは女のほうからではなく、自分から夢中になる女が現れるだろうから。 エリートの兄に対するコンプレックスが多少残っていて、時々ドンジンと言い争っては祖父にしかられるが、それでも家族に対する愛情はハンパじゃない。それを家族が分かってくれないだけで。 家族は何一つ腰を据えて出来ないと文句を言うが、ドンシクの頭の中はいつもフル回転。父親や兄のように一生1つの仕事だけに専念して生きるのはつまらない。どんと一発当てたい。だからあれこれビジネスを始めては失敗を繰り返しているが、今日もまたコンピューターをいじくる。どこかに隠れている“一発”を探すために。
  ■ソ・ジュニョン(チョンドンミン(18歳)役)
ハンモの三男、高校生。 まずは勉強が嫌い、教師の子供は優等生でなくてはいけないという偏見が気に入らない。兄貴たちと母親が違うのも気に食わないし、母さんが自分よりも兄貴たちを可愛がるのも不満。反抗したくなる理由を挙げるとキリがない。だから勉強したくないと、「俺は何で生まれてきたんだ」が始まり、携帯メール、ケンカ、ネットカフェに入り浸るなどで時間をつぶすが、心の隙間は埋まらず、自分は家族のお荷物だと強く感じる。
  ■キム・ボギョン(ソ・ジヘ(30歳)役)
ドンジンの元妻、番組司会者。人生を仕事で勝負し、何事にも自信満々で積極的。 ドンジンと結婚した頃はそうでもなかったが、海外研修を終えて帰国してからは、勝気で明るい性格が高慢ちきで生意気にパワーアップした。海外研修期間に演技でも学んだのか、実際は高慢な彼女だが、番組では謙虚な姿で司会を務め、その分野では並ぶ者がいないと言われるほど人気と実力を認められている。今や飛ぶ鳥を落とす勢い。鼻持ちならないとはいえ、使いたがる番組は後を絶たず、高慢になるのも仕方がない。 しかし、そんなジヘもドンジンを見るたびに胸の片隅が痛む。昔はああじゃなかったのに、ドンジンがなぜかくたびれて見える。年を取ったからか、糸くず一つついていたことのない男が、シャツのボタンが取れてることにも気づかず歩いているし、お尻にはまた何をくっつけてるのやら…。しかしジヘが世話を焼こうとすると必ずウノが現れて、ボタンを縫いつけ、お尻についてるゴミも取ってやっている。あの女はいったい私の彼にいったい…。いや、もう私の彼ではない。でも、他の女が彼の周りをうろつくのは許せない。
  ■ソ・インソク(イ・スンヨン(58歳)役)
ミンギとミンドの父、会社員。中小企業に勤める真面目な一家の家長。 人は恐妻家というが、彼は愛妻家だと言い張る。女房の尻に敷かれていて、繊細でマメなため、男のくせにチョロチョロしてるという印象を与えることもしばしば。だからジスクは夫のことを“半水筒”(水筒に水が半分だと、チャポチャポうるさいから)と呼ぶ。 この家庭は男と女が逆転していて、夫は妻に反論したくても常に自分の意見を噛み殺す。そのくせ、自分のことは棚に上げて、息子が嫁にやりこめられていると「まったく、情けない。女房に頭が上がらないだらしのないヤツめ」と文句を言うが、言ってるそばから「あなた、ゴミ捨てた?」の妻のセリフに驚いて「今行く」と家を飛び出していく。ジスクよりも家事がうまく、スーツ姿で茶碗を洗う姿がしばしば目撃される。洗濯も雑巾がけもきちっとする。
  ■キム・ジャオク(チェ・ジスク(54歳)役)
ミンギとミンドの母。男勝りでさっぱりした性格。 一時、夫の収入だけでは家計が苦しく、保険の外交をしながら息子たちを大学に進学させ家も買ったため、家での権限は絶大。家に泥棒が入っても、恐怖に震える夫を尻目にバットを持って追い払う勇ましさ。じきに希望退職する夫の退職金でビジネスを始めようと構想中。ジスクと言い合いになると、大抵の人間はその迫力に気おされ尻尾を巻いてしまうが、ぶっ飛んだ長男の嫁ジェヨンには、さすがのジスクもほとほとお手上げ状態。お金に苦労した時代を思って、金持ちの娘を嫁にもらったのがそもそもの発端。 海外勤務を終えて帰った息子夫婦と同居するために部屋まで片付けておいたのに、帰国したとたん、嫁の実家で買い与えたアパートにさっさと越してしまった。なかなか息子の顔も見られず、嫁は姑の言うことなど軽くあしらう。 悩みのタネは長男の嫁だけじゃない。同居している、死んだ次男の嫁=ウノを思うと胸が痛む。娘は顔だけが取り柄で、嫁に行く気はさらさらなし。夢ばかり追いかけては困らせるのだ。
  ■キム・ジョンハク(イ・ミンギ(34歳)役)
スンヨンの長男、ホテルの秘書室長。恐妻家。 有名大学を出て、その学閥のツテでホテル業界の金持ちの娘と結婚した。妻のおかげで一生カネの心配をせずに暮らせると、友人らにうらやましがられる人生だが、その対価として相応の忍耐と犠牲が必要であるということが実践を通じて分かり始めた。 姑孝行してもらいたい母に、夫と一心同体でありたがる妻。母の話を聞けば母親が正しいような気がするし、妻の話を聞けば妻の言い分も間違ってはいない。だから最初は、一方の話を聞きながらもう一方の味方をしたが、2人の女を敵に回してしまい、この方法はマズいと気づいた。次は黙秘権を行使したが、冷たいと言われ、また2人を敵に回してしまった。結局、母親と妻の間で生き残るには、どちらの話も真面目に聞いて、はいはい、そうそう、と相槌を打つのが最善の方法だと気づいたのだった。
  ■ユ・ホジョン(ユ・ウノ(29歳)役)
スンヨンの次男の嫁、構成作家。 こざっぱりとしたルックスに、年寄りに可愛がられる要素をすべて備えた女。気が利いてセンスもよく、言われる前に自分のやるべきことはもちろん、人の分まで済ませてしまうタイプ。家事だけではなく、仕事においても同じで、一生誰にも文句を言われずに生きていけそうな出来た嫁。仕事が大変でも家事をおろそかにせず、周囲の人に気遣い、そそっかしい義妹ミンドのことも実の姉のように世話をする。 スンヨンとジスクにとっては目に入れても痛くないような嫁なのに、この可愛い嫁を残して息子がいきなり事故で死んでしまったのだ。だからスンヨンとジスクは、この嫁を不憫に思い、いつも申し訳なく思っている。 子供の頃、両親を飛行機事故で亡くし、母方の祖母に育てられたが、その祖母が亡くなってからは、いつも家族の愛に飢えていた。だから、夫のいない家だけど、母の友達だったチェ・ジスクを実の母親のように慕って、今日まで一緒に暮らしてきた。今ではウノ自身も、自分が嫁なのか長女なのか分からなくなっているくらいだ。
  ■イ・ミンジョン(イ・ミンド(29歳)役)
スンヨンの娘、フリーター。父親よりも、気の強い母親によく似ている。 小学校2年の時、銭湯で、祖母に連れられてきた同じクラスのドンシクと会う。お互い恥ずかしくてにらみつけるが、大ゲンカとなる。そして5年生になった時、また同じクラスになり、またまた大ゲンカをするが、その時、子供のケンカが親のケンカにまで発展し、チェ・ジスクとペク・グミまでが大ゲンカになった。 この世で一番憎たらしい相手ドンシクとは中学高校まで同じ学校に通い、ケンカするほど仲がいい間柄になった。似たもの同士で、顔を合わせばケンカだが、1週間も連絡が途切れると、自然に携帯に手が伸びる。
  ■チェ・ラン(ソン・スナム(54歳)役)
ジェヨンとジェウの母、ホテルの社長。 ビジネスの手腕がずば抜けていて、顔は笑顔でも頭の中でいつも計算機をはじいている。10年前夫を亡くして家業を継いで以来、ホテルは盛況の一途だ。長女のジェヨンを蝶よ花よと大事に育て、娘婿のミンギを秘書にして、娘一家の暮らしを牛耳っている。 ジェヨンが姑と気まずい関係になったのは、ソン女史の入れ知恵が大きな要因だが、それは、最初から彼女が娘婿の実家が気に食わなかったせいなのだ。もう少し上流家庭の息子を娘婿に望めたのに、月給取りの息子に夢中になって結婚した娘がいまだに腹立たしい。娘は勝手な結婚をしたのだから、大事な息子ジェウは、絶対に名門の娘と結婚させる。彼女の決心は固い。
  ■パク・ジョンスク(パク・ジェヨン(32歳)役)
ミンギの妻。金持ちの娘として何不自由なく育ったため、開放的で自由気まま。 娘時代、自分を女王のようにあがめていたミンギの趣味は料理。ジェヨンの趣味は食べること。作ることと食べること、この好相性から2人は結婚。 しかしいざ結婚してみたら、夫婦の相性はまずまずなのに、姑という伏兵に悩まされる。姑が快く思わないミッシー族としてのライフスタイル、デパートでのショッピング…。何がそんなにいけないの?私のお金で私らしく上品に暮らしてるだけなのに。 しばらくは夫の海外勤務で姑との摩擦もなかったが、帰国したとたん、姑の干渉と攻撃が始まった。自分のライフスタイルを理解できない姑を、あの手この手でかわそうとするが、敵もさるもの。結婚前は娘のように思うからと言ってたのに…。結局嫁は娘に離れないのね。姑との神経戦を制するのはいつのことだろう。まだまだはるか先のことのようだ。
  ■チュ・サンウク(パク・ジェウ(29歳)役)
ソン女史の息子、ホテルの企画部主任。シニカルな独身主義者。プライドが高く、他人とたやすく妥協せず、人生を計画表どおり実践しなくては気が済まない男。趣味は一人で山に登り、1週間の構想を立てること。 スキのないルックスに、冷たい印象、頭の中には大きな巻尺があるようだ。一日の日課から1週間、1年、10年、一生の計画がぎっしりつまっている。それを終えるまでは恋愛や結婚など、彼にとってはぜいたくであり障害であるだけだ。 エリート街道を進んできたお坊ちゃまらしく、知ったかぶりと他人を見下すような言動で、ホテル中から仲間はずれに。仕事は体系的にキッチリとこなすが、どうも人間関係はこころもとない、人との付き合い方を知らない男。社長である母親にとっても、気にかかる点だ。ホテルはサービス業なのに、今時の若者らしくなく、原理原則にこだわり融通の利かない彼が一番嫌う言葉は、「まずますが、まずまずだ」。 適当に仕事する人間を軽蔑し、業務が終わった後も専攻の原書を読み、早朝からホテルのスポーツクラブで汗を流す男。完ぺき主義者だけに、一緒に仕事をする人間は肩が凝ってたまらない。
  ■パク・シネ(チャン・サヤ(23歳)役)
いつ寺に来たのかも分からない。お坊様たちが言うには、ねんねこにくるまれて寺に来た日、境内に響き渡るほどの大声で泣いたため、和尚様が「泣き声が“チャンサヤ(只者じゃない)”」とおっしゃったため、それが名前になったそうな。 もともと好奇心旺盛、落ち着きがなく向こう見ずだったため、子供の頃から足はアザだらけ。礼拝に来た信徒たちがお辞儀をしていると、お堂の隅からのぞき見しては客の靴をすり替えたり、信徒たちが珍しいものでも持ってくると、ついつい触っては和尚様に叱られてばかりだった。サヤの好奇心は娘になっても一向に衰えず、女性信徒のハイヒールを履いては転んだり、落し物の口紅を塗ってはそのまま寝入って、朝の礼拝に赤い唇で出てお坊様たちを仰天させたりなど、その手のエピソードには事欠かない。 サヤが歩いた後は、ぺんぺん草ひとつ残らないと言われるほどおてんばな彼女は、成長するにつれ、外の世界に大きな憧れと期待を抱く。たった一度の人生、灰色の僧服で過ごすのは絶対にイヤだ。それで寺から9回脱走し、9回つかまって帰ってきた日、和尚様もついに観念し、サヤの下山を許すのだった。
(C) MBC
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