神話学者ジョセフ・キャンベルによれば、「英雄」とは、凡人には想像もつかない苦労と冒険を経て、手にした能力を同時代に分け与える人間である。いかなる時代にも混沌と危機は存在し、英雄の出現を望まなかった時代はなかった。特別企画ドラマ「大望」は、朝鮮時代後期、担ぎ屋の世界を舞台に心穏やかで正義感あふれる人物を一人の英雄として描き出した。我々はこのドラマで真の「義」をもって世を導いた彼に出会う。 演出キム・ジョンハク、脚本ソン・ジナ、カメラ監督ソ・ドゥクウォン、編集監督チョ・インヒョン、作曲家チェ・ギョンシクら、1995年に「砂時計」シンドロームを巻き起こした主人公たちが7年ぶりに再結集し、この時代劇をつくった。 ドラマのあらすじは、18世紀、公設市場とヤミ市が共存する混濁した時代にパク・フィチャンという人物が国の経済権を掌握する。彼は平凡な下級役人の家に生まれ、自らの野望をひたすら追求し巨富を築いた知略家だ。身分のせいでそれ以上の出世ができなくなるや漢の張良のごとく「キングメーカー」になることを決心する。そして官界の輩と交わりながら新しい君主を奉るために決定的な役割を果たす。ドラマはパク・フィチャンを中心とする経済的独占勢力の野望と、これに抵抗する民衆の対決を基本的な構図として進行する。