■キム・チェジュン役(ユン・ゲサン) 
航空整備師で、親に捨てられ施設で育った。
恵まれない環境ながらも他人を妬んだり恨んだりすることなく育ったチェジュンは、施設でボクシングを学び、師匠の娘・ミニと恋に落ちる。幼い頃から飛行機のパイロットになる夢を持って生きて来たチェジュンだが、予期せぬ事件によってその夢をあきらめることを余儀なくされる。飛行機に対する思いを捨てきれず、専門学校で航空整備技能士資格を取得するが、それすらも狭き門であることに変わりはなかった。それでも飛行機のそばを離れることができないチェジュンは、空港施設の駐車要員として勤務することに。チェジュンは相変わらず笑顔を見せるが、しかし心は血だらけだった。「愛してる」と言いつつも体は他の男に向かって行く恋人のミニ
を笑顔で送り出した時、ソ・ジニョンに出会う。

  ■ソ・ジニョン役(イ・ミヨン)  
航空会社のエンジニア。
7歳にして親を事故で亡くし、失語症になって言葉と笑みまでを失ったが、祖母の愛と隣家の少年ジェフンの努力で誰よりも清く暖かい性格の女性に育つ。しかし、愛した男との別れを境に、心を固く閉じ、仕事に没頭するようになる。仕事では徹底的したプロ意識で完壁を追求するタイプで、見かけは強そうに見えるが心は限りなく弱い。航空会社エンジニアとして必死に生きるが、それは内面のもろさを厚いよろいによって本能的に隠しているだけで、心の中は少しずつ、確実に崩れてゆく。そんなある日、偶然に出会って彼女の心の中に入り込んでくる男が、キム・チェジュンだった。
  ■イ・ヒョンチョル役(イ・ジョンヒョク)
首席パイロット。
航空会社社長の父親と大学教授を勤める母親の下で、なに不自由なく育ったヒョンチョルはジェフンの友達だがジニョンに長いあいだ想いを寄せてきた。ジェフンの死後、ヒョンチョルは罪責感からかまるで逃げだすかのように留学。そしてジニョンがいる韓国へと、若い首席機長として帰って来る。ジニョンは変らずジェフンを忘れることができずにいたが、ヒョンチョルは自信たっぷりに緻密精巧にジニョンとの距離を少しずつ縮めてゆく。ところがある瞬間、ジニョンは他の男を見ていた。それは学歴も財力も能力もない、三流の男だった。ただひたすらエリートとして生き、自分の生き方に絶対の自信を持っていたヒョンチョルには、到底この事実を理解することはおろか受け入れることすら難しい。
  ■チョ・ミニ役(キム・ウンジュ)  
フライトアテンダント。
好人物ながらも経済力に欠ける父親の下で育ち、ズル賢く現実的な性格を持つに至る。経済観念のない父を抑えるためには、時にはごうつくに、時には悪役にならなければならなかった成長環境が、彼女をそうさせた。夢をつかむためには手段と方法を選ばない、現実的な人物。冷徹なほど白黒はっきりさせる性格で、自分のものは絶対に離さない。
チェジュンは好きだったが、貧乏に落ちてゆくのが見えた瞬間、エリート・パイロットのヒョンチョルが目に入った。ヒョンチョルが持っていた物、それはミニが望むすべてであった…ただし愛を除いては。